2025年11月の記事一覧

イベント 2025.11.21 避難訓練・防災講演会

「絶望の隣に希望はある」第2回避難訓練・防災講演会 

11月21日(金)、令和7年度「第2回避難訓練」および「防災講演会」を行いました。

今回は火災を想定した避難訓練に加え、東日本大震災の経験を語り継ぐ齋藤幸男先生をお招きし、防災に対する意識を根本から問い直す貴重な時間となりました。

まず、避難訓練に際しては、生徒たちは「お・は・し・も(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」を徹底し、緊張感を持って行動していました。万が一の事態に備え、自分の命を守る行動を確認する重要な機会となりました。

避難訓練終了後、元宮城県立石巻西高等学校長であり、防災士の 齋藤 幸男 先生をお迎えし、「災間を生きる君たちへ~地球を考え地域で行動する~」というテーマで講演会を行いました。

齋藤先生は、東日本大震災での壮絶な実体験をもとに、避難所運営のリアルな現実や、極限状態における「心のケア」についてお話しくださいました。

講演の中で特に印象的だったのは、「防災は恐怖から行うものではなく、ハッピーエンド(希望)のために行うもの」というメッセージです。 「生徒を育てるのは生徒。教師を育てるのは生徒。学校を育てるのは生徒」 という言葉は、私たち渋川女子高校の生徒・教職員全員の胸に深く刻まれました。

以下に 生徒の感想の一部をご紹介します。

■ 「希望」と「前向きな防災」について

「災害対策が恐怖から行われるものではなく、前向きでハッピーエンドのために行うと聞いたとき、災害対策に対する気持ちや考え方を根本から変えていただいた気がしました。」 「『絶望の隣には希望がある』という言葉を覚えておきたいです。」

■ 心に響いた言葉・エピソード

「特に『頑張れ』ではなく『頑張ろう』という言葉かけをしたという話が一番感動しました。一人じゃないことを実感できる、本当に素敵な言葉です。」 「青い鯉のぼりのお話で号泣しました。周りの友人も泣いていました。亡くなってしまった人にも人生があり、大切な人が存在するのだと改めて考えさせられました。」

■ 自分たちにできること

「災害時、大人ではない自分たちも誰かの役に立てるということが分かりました。」 「生徒を変えるのは生徒。自分たちが主体的に行動しなければ何も変わらないのだと改めて実感しました。」 「もし自分が被災してしまった時には、今回のお話を思い出して、マニュアルにとらわれずみんなで希望を持って生きていきたいと思いました。」

今回の行事は、単に避難手順を学ぶだけでなく、「命の尊さ」や「共に生きる力」について深く考える一日となりました。 齋藤先生がおっしゃったように、過去の教訓を未来の「希望」へとつなげていけるよう、渋川女子高校でも日々の備えと心の育成を大切にしていきます。

ご講演いただいた齋藤先生、そしてご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

講演会で紹介があった、齋藤幸男先生の著書「生かされて生きる-震災を語り継ぐ-」(河北選書)を原案として制作された映画『有り、触れた、未来』の公式サイトへのリンクです。 

映画「有り、触れた、未来」公式サイト 

避難完了 防災講演会 Aoikoi_2018©シュチバ

ハート 2025.11.14 1学年 性・エイズ講演会

11月14日に助産師の後藤ひとみ先生をお迎えし、1年生の性・エイズ講演会「大人になる前に知っておきたい性のこと」を開催しました。性的同意や性暴力、デートDV、性感染症などについて、スライドや動画を用いてわかりやすく説明していただきました。
生徒からは「今まで性のことについて人から教えてもらったり、詳しく知ったりする機会があまりなかったので、今回の講演を聞いて、これからの自分を守るにはどうしたらよいのかを知ることができました。」という感想が寄せられました。

学校 2025.11.08 1学年 大学見学会

【1学年】大学見学旅行を実施しました 

11月7日(金)、1学年はクラス毎に大学見学旅行に出かけました。進学意欲の向上とクラスの親睦を深めることを目的とし、1組は東京学芸大学へ、2組は東京都立大学へ、3組は東京海洋大学へ、4組は都留文科大学へ、5組は信州大学を見学しました。午後には大学周辺を探訪しました。実際に大学のキャンパスを訪れ、直接お話を聞く体験はたいへん有意義なものになりました。また、訪れた地の探訪はクラスメイトとの交流を深めるよい機会にもなりました。

東京学芸大学 東京都立大学 東京海洋大
都留文科大学 信州大学  

キラキラ 2025.11.09 【書道部】書道パフォーマンスグランプリ関東大会出場

【書道部】書道パフォーマンスグランプリ関東大会に出場しました。 

 11月9日(日)に、埼玉県越谷市にあるレイクタウンmoriにて開催された書道パフォーマンスグランプリ関東大会に出場しました。今回が2度目の大会出場であり、3階吹き抜けの大きな会場に緊張も高まりましたが、練習の成果を発揮して堂々とパフォーマンスすることができました。応援してくださった方々に心より感謝申し上げます。今後ともがんばっていきますので、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。

遠足 2025.11.04~07 2学年 沖縄修学旅行

 第2学年は、11月4日(火)〜7日(金)の3泊4日の日程で、沖縄方面に修学旅行に出かけました。
 今回は生徒主体で制作した千羽鶴をひめゆり平和記念資料館へ寄贈し、平和への願いを形にする貴重な機会ともなりました。
 前半は悪天候のため予定の一部変更を余儀なくされましたが、3日目には見事な快晴に恵まれ、各班がそれぞれの計画に沿って沖縄の自然や文化を思う存分満喫するなど、学びと体験の広がる充実した日程となりました。
 事後指導では、旅行中の学びや各自の探究活動をまとめた「修学旅行ノート」の作成に取り組み、生徒は体験を振り返りながら理解を深めました。現在、完成したノートを対象としたコンテストも実施しており、互いの成果を共有し刺激し合う機会となっています。
 修学旅行を通して得た経験が、生徒の今後の学習や学校生活に一層活かされることを修学旅行団一同期待しております。

行きの羽田空港。早朝からバスに揺られてもまだまだ元気です。 タコスなど沖縄らしいメニューも盛り込まれた2日目の朝食風景です。目移りしてしまうけど時間はタイト……! 2日目は多くのクラスが船でのアクティビティを予定していましたが、悪天候のため断念。それでもビーチで全力で楽しむ元気な2年生です。
バスでの移動も多い日程でしたが、この時間で絆を深められたと話す生徒も多くいました。思い出深い時間になりましたね。 2日目午前の学年行動では、ひめゆり平和祈念資料館へ。展示を観て、渋女から寄贈した千羽鶴にあらためて思いを込めます。 4日目は首里城へ。工事中の風景もある意味レア!最後の観光を楽しみ尽くしました。