渋女生の活躍

第74回卒業証書授与式を実施しました

 3月1日(火)、第74回卒業証書授与式を実施しました。今年度は新型コロナ感染症対策のため、在校生は各HRにてリモートでの参加でした。以下、卒業生代表生徒の『答辞』です。

 

 寒さの厳しい冬を越え、木々の芽も膨らみ始める季節となりました。中庭の孔雀も、暖かな日差しを喜ぶように、鮮やかな羽を広げることが増え、まるで私達の新たな門出を喜んでくれているかのように感じます。
 本日は、私達のために、このように盛大な卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。先程は、校長先生を始め、来賓の方々、在校生代表から温かい激励の言葉を頂き、改めて、今日が三年間慣れ親しんだ学び舎からの旅立ちの日であることを実感しています。
 三年前の四月、私達は、先輩方から、渋女生の証である、みどりぼんをつけていただき、晴れて憧れの渋女生になりました。そんな私達を待っていたのは、豆テストや課題など、より本格化した勉強との奮闘の日々でした。弱音を吐きたくなることもありましたが、友達と一緒に支え合いながら勉強を続け、乗り越えることができました。 
 私達の三年間を語るのに欠かせないのは、渋女での様々な行事です。32kmの道のりを、お菓子を片手に歩き切った榛名登山。絶対三年間完歩するぞ、と友達と励まし合い、手を繋いでゴールできたときの達成感はひとしおでした。鮮やかなクラスTシャツを身にまとって戦った、体育大会。勝ったクラスも、負けてしまったクラスも、最後にはみんなで、楽しかったね、と笑いあえる、そんな渋女らしい体育大会は、私達の青春の、大切な1ページです。壮大な富士山を眺めつつ、絶叫アトラクションを楽しんだ、富士急ハイランドへの旅行。どの一瞬をとっても思い出されるのは笑顔ばかりの一日でした。日本一の山のふもとで、高校生活一番の思い出を作ることができました。創立百周年の節目の年から、一年延期されて行われた第38回清苑祭。皆でわいわい準備をして臨んだ清苑祭当日には、各クラスが華やかに飾られ、非日常な教室に心躍ったのを覚えています。様々な制約がある中でも、文化祭実行委員を中心とした全員で作り上げた清苑祭は、渋女生の底力を余すことなく発揮した、素晴らしいものとなりました。
 また、三年間を通して、仲間と共に打ち込んできた部活動においても、文武両道で努力を重ねてきました。大会が無くなってしまったり、練習が出来なかったりと、悔しい思いをしたこともありましたが、同じ目標に向かって切磋琢磨し合い、他愛のない話で盛り上がった仲間との時間は、何にも代えがたい大切な思い出です。
 三年間を振り返ってみると、未曾有の事態を前に、たじろぐことも多くあったけれど、先が見えない毎日の中で、新たな日常を築いてきた経験は、きっと、これからの人生を生き抜く大きな糧となってくれると思います。
 そして、今日まで私達が前を向いて進んでくることが出来たのは、いつも私達のことを温かく見守り、応援してくださった沢山の方々のおかげです。三年間ずっと私達に寄り添い、ご指導下さった先生方。勉強だけでなく、部活動や委員会活動においても、何度も励まし、支えていただきました。今日まで本当に、お世話になりました。また、これからの渋女を担っていく、在校生の皆さん。何事にもひたむきに取り組む皆さんの姿を見て、私達も頑張ろうと、何度奮い立たされたかわかりません。優しく思いやりに溢れた渋女を、これからも守り、そして皆さんらしい、より良い渋女を築いていってください。応援しています。そして、私達を一番近くで見守ってきてくれた家族には、感謝してもしきれません。成長するにつれて、意見がぶつかることもあったけれど、いつだって味方だよ、と笑顔で応援してくれる家族への感謝の気持ちを、忘れたことはありません。今日まで、本当にありがとうございました。最後に、三年間一緒に笑って、泣いて進んできた、三年生のみんな。この三年間、悔しいことも、悲しいこともたくさんありました。しかし、今思い出されるのは、みんなとの楽しい記憶ばかりです。教室でおしゃべりをして笑いあったこと、落ち込んだ日には、ずっと隣にいてくれたこと、ありふれた日常の中で、沢山の幸せが溢れていたこの渋女での日々を、私は一生忘れることが出来ません。優しさという、何にも勝る宝物を、これからもずっと見失わずに、離れていても、私達を繋ぐ友情は、いつもそばにあることを忘れずに、新たな日々を、生きていきましょう。三年間、沢山の幸せをありがとう。
 私達はこれから、それぞれの道を歩み始めます。目まぐるしく変化する現代社会の渦にのまれ、現実の厳しさに打ちのめされることもあるでしょう。しかし、そんなときこそ、渋女での学びを羅針盤として、力強く、真っ直ぐに進んでいきたいと思います。
 最後になりますが、今日まで私達を支えて下さったすべての方々に感謝を申し上げ、愛する母校の更なる発展と活躍を祈念し、答辞と致します。
                 令和4年3月1日  卒業生代表 井上彩香

  校長式辞は、こちらからご覧ください。卒業証書授与式の写真を保護者アルバムにて掲載しております。「保護者の皆様へ」のページからご覧下さい。(ログインが必要です。)

表彰伝達・壮行会を実施しました

[表彰伝達]

[壮行会]

 2月28日(月)に、表彰伝達を行いました。今回表彰されたものは以下の通りです。
県高等学校作文コンクール 自由作文の部 第2位、奨励賞
青少年読書感想文群馬県コンクール 自由読書の部 佳作
[コーラス部] 関東合唱コンクール出場にかかる表彰
 また、令和3年度全国高校選抜卓球大会シングルス(2部)に出場予定の卓球部の壮行会を実施しました。

【コーラス部】県声楽アンサンブルコンテストに出場しました!

 コーラス部は1月23日(日)に昌賢学園前橋ホールで開催された、県声楽アンサンブルコンテストに出場しました。結果はAチームが奨励賞、Bチームが銀賞と健闘しました。新型コロナの感染状況が厳しく制約が多い中での練習でしたが、総勢13名が2チームに分かれ、「主体的に表現すること」「仲間と美しいハーモニーを響かせること」「互いのチームで高め合うこと」を目標に部員主体で取り組んできました。当日はマスク着用での演奏でしたが、一人一人が堂々と舞台に立ち演奏することができました。コンクールまでの過程で得たことを胸に刻み、今後も聴く人の心に届くコーラスができるよう頑張ります。日頃からコーラス部の活動を支えてくださっている方に感謝申し上げます。※撮影時のみマスクを外しています。

群馬大学理工学部に行ってきました

 12月28日(火)、群馬大学理工学部見学会が行われました。学校のマイクロバスを利用し、25名の生徒が参加しました。大学に到着後、「物質・環境」と「電⼦・機械」の2類8プログラム体制に変化した内容を含めた大学全般の説明を聴き、その後2グループに分かれて、板橋英之教授と川島久宣准教授の研究室を訪問しました。コロナ禍で大学説明会やオープンキャンパスが中止になる中、実際に大学を訪問することができた生徒は、大変有意義な時間を過ごせたようです。