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Eメール 2025.11.29 アメリカ語学研修 1日目

【渋川女子高等学校アメリカ研修 1日目報告書】

 まだ夜の名残が濃く残る早朝5時半。冷えた空気の中、渋川女子高校の生徒24名が学校に集まりました。辺りは真っ暗なのに、保護者の皆さまは大勢お越しくださり、この旅立ちを温かく見守ってくださいました。出発式では先生より「この研修では、自分から動くことが大切。自分から動かないと自分を変えることはできない」というメッセージをいただきました。この研修は、単なるホームステイ研修でも語学研修でもありません。10日間の活動を通してグローバルな視点と行動力を身に付けるよう挑戦を繰り返す研修です。生徒たちは静かに、しかし確かな緊張と期待を胸に刻んだ様子でした。

 バスが走り出すころ、東の空がゆっくり色づき始めます。黒から藍、そして透き通るようなオレンジへと移ろうグラデーションは、まるでこれから始まる冒険を祝福しているかのようでした。羽田空港第二ターミナルに到着後、スーツケースを持ってチェックインに進みます。一人ひとりパスポートを手に機械の前で操作をし、搭乗券と荷物タグを印刷。スーツケースを預けるところまで、すべて自動化されています。ANAのスタッフの方は近くに待機されているので困った時は尋ねることはできますが、基本的にはモニターの指示に従って必要事項を入力していきます。少し手間取るかな?と思いましたが、やはり渋女生!お互いに助け合いながら無事に保安検査へ進むことができました。昼の便ということもあり、機内ではしばらく賑やかに談笑が続きました。「寝たら時差ボケこわい〜」と言いながら映画を見続ける生徒、イヤホンを片耳だけつけて友人と小声で話し込む生徒……。この時は楽しそうで良かったのですが、後に体力を削る伏線になるとは誰も気づいていません。

 アメリカ到着はJFK空港。いよいよ入国審査です。列に並びながら「何日滞在?9日? 10日?」「目的は?Study?Education?」「緊張してきたんだけど!」とそわそわしつつも、なぜか笑いが絶えないのが渋女生らしいところ。緊張を笑いに変えて乗り越えるしなやかさと明るさが、ここでも光っていました。無事に入国を終えた後は、ニューヨークからボストンへ向けてバスで約5時間の移動です。途中のサービスエリアでは、マクドナルド、ダンキン、サブウェイなど見慣れたロゴが並ぶ中、「英語で注文」という小さな試練が待っています。ぎこちなくも「Can I have…」と言い切る姿は頼もしく、たくさんの“初めて”をくぐり抜けているのがよくわかりました。食事を終えたバスでは、さすがに疲れが出たのか、さっきまでの元気が嘘のように静まり返り、寝息が心地よく響きます。ボストン到着後は、3台の車に分かれてホストファミリー宅へ向かいました。長旅の疲れで目をこすりながらも、どこか期待に満ちた顔で乗り込んでいく生徒たちの姿から、“ここからが研修本番”という実感が伝わってきます。

 明日は、昼頃に集合して語学学校周辺を確認します。地下鉄やバスを使って自力で集合するため、ここでも「初めて」の連続です。本日の様子を見るかぎり、きっと大丈夫。小さな挑戦の積み重ねが、これから彼女たちを大きく成長させていくはずです。

晴れ 2025.07.04 インターナショナルデー

7月4日、群馬県内のALT(Assistant Language Teacher)14名が渋女に集まり、インターナショナルデーを実施しました。14名の出身地はアメリカ、カナダ、ニュージーランド、イングランド、スコットランドと多岐にわたります。

生徒は、通常の5クラスをバラバラにして7グループに分かれ、工夫されたカリキュラムで朝から夕方まで英語漬けの一日を過ごしました。

プログラムは校長先生の英語でのオプニングスピーチで始まり、14名のALTの個性的な自己紹介で、さっそく会場は爆笑に包まれました。

Icebreaker Game では、各教室に分かれ、英語を使いながらゲームを楽しみ、グループの親睦を深めました。

Cultural Lesson では、出身国以外に世界に様々なルーツを持つALTがそれぞれのルーツに関する地理や歴史、文化的な背景を易しい英語で説明。午後のActivityではクイズ・ゲーム・工作・お絵かき等バラエティーに富んだ方法で異文化に触れました。

Conversations/Letter Writing では、ALTと英会話を楽しむConversations、生まれて始めて英文の手紙を書くLetter Writing に分かれて活動しました。

Closing Ceremony では、親しくなったALTとのお別れを惜しむ生徒も多く、口々に「楽しかった。またやりたい。」と大満足の生徒が多く見受けられました。

ALTはその後、希望する部活動に参加し、生徒によっては部活動も交流が続きました。

 

Coordinator Comment by Ms. Haleigh Carr (Mac sensei)

On July 4th, 2025, ALTs from the United States, Canada, the United Kingdom,  and New Zealand came to Shibujo to share their cultures with the first year students. Throughout the day, the students were quick to ask questions and give answers and push past little mistakes to learn more about various cultures around the world. Their conversation and writing skills impressed each of the visiting teachers so much! Overall, International Day was a successful event that helped everyone, teacher and student alike, understand one another better than before.

会議・研修 2025.07.08 高崎経済大学出前授業

  7/8(火)6限「総合的な探究の時間」に、高崎経済大学地域政策学部地域づくり学科の森田 稔先生をお招きし、「社会問題を解決するためには?」というテーマで、1・2年生を対象とする出前授業をしていただきました。今年度は猛暑対策として、各教室にオンライン配信という形をとりました。本校では、「総合的な探究の時間」を通じて、「自分で課題を設定し、その解決のために情報を収集・整理して、社会や他者に向けて表現していく力」を身につけることを目指しています。どのように研究を進めればよいか、社会の課題を解決するにはどのようにすればよいかなどの点について、活動のヒントを数多くいただくことができました。「失敗を恐れず、失敗から学ぶ姿勢が大切」という言葉に、生徒たちは大いに勇気づけられたのではないでしょうか。

 今後、1年生では「地域探究」として、地元渋川市の地域課題について、グループで現状を調査し、課題の解決に向けた具体的な考察・提案を行っていきます。2年生は、自身の興味・関心のある学問分野をもとに、生徒一人ひとりが研究テーマを設定し、解決に向けた活動に取り組みます。出前授業の内容を参考としながら、充実した研究活動を進めていきます。