渋女blog
2026.01.25【コーラス部】県声楽アンサンブルコンテスト金賞・理事長賞、関東・全国推薦!
【コーラス部】県声楽アンサンブルコンテスト金賞・理事長賞、関東・全国推薦!
1月25日(日)に藤岡市みかぼみらい館で開催された群馬県声楽アンサンブルコンテストに出場し、金賞(高校部門1位)及び理事長賞(全部門1位)をいただき、関東・全国大会への推薦をいただきました。
11名という少人数で、ハンガリー語の作品に取り組みました。アンサンブルコンテストで理事長賞をいただき全国推薦をいただいたのは、コーラス部初の快挙です。部員一同、大変嬉しく思っております。応援してくださった多くの皆様に深く感謝申し上げます。
今後は、3月14日に静岡県で開催される関東ヴォーカルアンサンブルコンテスト、3月20日に福島県で開催される声楽アンサンブルコンテスト全国大会に向けて、県大会での反省を生かして更に音楽を追究し、更に磨きをかけた演奏ができるように練習を重ねてまいります。
今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。
※1/26の朝日新聞にも記事が載っています。
2026.01.21 お茶会だよ!図書館に集合!
昨年好評だった図書館でのお茶会、図書委員が今年も実施したいという希望により企画し、茶道部の多大なる協力を得て実施に至りました。行事名は図書委員のアイデアで、図書委員オリジナルのしおりのプレゼントも企画しました。
茶道部の見事なお手前の披露と、茶道部の丁寧なアドバイスを受けながらお茶を点てられる体験もあり、和の文化の魅力に感銘を受けた時間となりました。図書館に集まった生徒や先生方のおかげで大いに盛り上がり、担当した図書委員も達成感を得たようです。皆さん、ありがとうございました!
ありがとう ございました |
2026.01.09 オスのクジャクが旅立ちました
今年の1月9日、一段と冷え込みの厳しい朝、南舎で親しまれてきたオスのクジャクが息を引き取りました。
亡くなる前日の放課後までは、普段と変わらず悠々と歩く姿が見られ、繁殖期に向けて飾り羽もずいぶんと伸びてきたところでした。前日に餌やりをした生徒によれば、「いつもは一番に食べに来るのに、その日はゆっくりと歩いて来た」そうです。
渋女に来てから10年以上。春から夏にかけては美しい飾り羽を広げ、私たちの目を楽しませてくれました。 自然科学部では、現在このクジャクへの追悼コメントを募集しています。
「こんなおもしろエピソードがあった」「こんな思い出がある」といったメッセージをお寄せください。いただいたメッセージは、後日こちらのブログに掲載させていただきます。
2026.01.16 【3年生】共通テスト激励会
本日1/16(金)、3年生は第2体育館で共通テスト激励会を行いました。
まず校長先生からの激励、続けて学年主任、最後に進路指導主事より諸注意を行いました。
校長先生が、この学年を3年間気に掛けてきた思いと、共通テスト後の動きまで含めた激励を、期待を込めてしてくださいました。のぼり旗を持った学年主任からは、これまでの取り組みを讃え、予想される会場の雰囲気を生徒に伝えながら、場に呑まれないよう諸注意と激励を行いました。「共通テストがんはるぞー!」の声に続けて、生徒達も「おうー!」と大きな声で応えました。
最後に、進路指導主事より受験上の注意と、月曜日に行う自己採点について、さらには出願に至るまでの流れを説明し、会を終了しました。181名の生徒が、それぞれの進路実現に向けて共通テストに挑みます。「チーム渋女」で、決して孤独ではないそれぞれの受験を乗り切ってほしいと思っています。
2026.01.12 【茶道部】高校生によるお茶席教室
1月12日(月・祝)に、群馬県立土屋文明記念文学館において「高校生によるお茶席教室」を開催しました。初めて行う企画だったため緊張もしましたが、参加していただいた方々に助けられ、和やかな雰囲気の中で充実した時間を過ごすことができました。
今回の企画では沢山の方々にご応募いただき、ありがとうございました。茶道部では、茶道の楽しさを知っていただけるよう、今後も積極的に活動していきます。機会があれば、ぜひご参加ください。
※群馬県立土屋文明記念文学館の公式XやInstagramにも紹介がありますので、ご覧ください。
2025.12.24 【書道部】子ども書き初め教室
書道部は、12月24日(水)渋川西部公民館にて小学生対象の書き初め教室を行いました。
市内の小学生11名が参加し、そのうちの半数以上は昨年からのリピーターでした。部員と参加児童が1対1でペアになり、与えられた題字に取り組みました。1時間という短い時間でしたが、私たちのアドバイスを真剣に聞き、全員が集中していました。枚数を重ねるごとに上達していき、最終的に各自が納得のいく作品が仕上がったと思います。私たちにとっても大変有意義な時間となりました。これからも書を楽しみ、たくさん書いていってほしいです。
2025.12.06 アメリカ語学研修 8日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 8日目報告書】
研修8日目は、ボストンを離れ、ニューヨーク・マンハッタンへと向かう移動日。早朝、各家庭をタクシーで回りながら空港へ向かいましたが、涙の別れ…というよりは、意外にも和やかな雰囲気。「じゃあね!」「また来るね!」と手を振る姿に、少し拍子抜けするほどでした。この時点では、まだ生徒たち自身も、この数日間がどれほど大きな時間だったのか、実感しきれていなかったのかもしれません。
マンハッタンまでは大型バスで移動し、途中のサービスエリアで昼食を購入しました。研修初日にも同じように立ち寄った場所ですが、今回は様子がまるで違います。英語での注文も、支払いも、驚くほどスムーズ。列に並びながら「これでいいんだよね?」と不安そうにしていた姿はもうありません。「あ、これ前もやったやつだ」と言わんばかりの余裕すら感じられ、本人たちは気づいていないかもしれませんが、確実に成長しています。
ニューヨーク到着後は、メトロポリタン美術館(MET)を訪問しました。世界最大級の美術館として知られ、古代エジプトから現代美術まで、時代も地域も超えた作品が並びます。広大な館内を前に、「全部は見きれないね」と笑い合いながらも、それぞれが興味のある展示に足を運び、自分なりの視点で鑑賞していました。研修序盤なら「どこ見ればいいの?」と戸惑っていた生徒たちが、「私はここ見てくるね」と自然に行動している姿に、小さな自立の芽を感じました。続いて訪れたロックフェラーセンターでは、クリスマスツリーを見学しました。世界中から集まった観光客で周辺は大混雑。それでも「人多すぎ!」と笑いながら、人の流れを読み、仲間同士で声を掛け合って進む姿は頼もしいものです。少し前なら不安で立ち止まっていたかもしれませんが、今はこの“カオス”すら楽しめる余裕がありました。
夕食後はタイムズスクエアで自由時間。無数のネオン、巨大な広告、観光客の波。まさにニューヨークらしい光景の中、生徒たちは思い思いに街を満喫しました。M&M’sやハーシーズ、ディズニーショップを巡る生徒、少し疲れてホテルのラウンジで休憩する生徒。それぞれが「自分のペース」を選べるようになっていることも、この研修での成長の一つです。なお、マリオットのラウンジはクリスマス仕様で、生徒以上に引率者のテンションが上がっていたかもしれません。続いてバッテリーパークから自由の女神像を遠望しました。夜景の中に小さく浮かぶ姿でしたが、「あれが自由の女神…」と静かに見つめる表情。冷たい海風に身を縮めながらも、ここまで来た自分たちを、どこか誇らしげに感じているようにも見えました。その後、ブルックリンブリッジを車窓から眺めながらJFK空港へ向かいます。
空港での手続きも、研修初日とは比べものにならないほど落ち着いていました。最初は不安でいっぱいだった研修が、「自分にもできる」という確かな自信に変わっていることを感じました。観光を楽しみながらも、知らない場所で判断し、行動する力を身につけてきました。表情は軽やかでも、その内側では確実に何かが積み重なっています。この経験が、これからの人生で新しい一歩を踏み出すときの支えになることを願っています。
2025.12.04 図書館で「Discover Canada」を開催しました
渋女に新しく赴任したALTの先生Marie先生が、出身地のカナダを紹介する会「Discover Canada」を開催しました。先生から歴史や祝日、食べ物についてお話いただき、参加した生徒は熱心に耳を傾けていました。Marie先生が持って来てくださったカナダの通貨も、実際に手に取ってみて初めて気付く発見がありました。このように実際に見聞きすることにより、インターネット上では得られない貴重な情報を得られたことに加えて、カナダのことをより身近に感じられる素晴らしい会となりました。Marie先生、ありがとうございました。
2025.12.05 アメリカ語学研修 7日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 7日目報告書】
研修7日目。快晴の朝でしたが、気温はマイナス12度と極寒の一日でした。空気が鋭く肌を刺し、頬や手先の感覚がみるみる奪われていくような厳しい寒さでした。そんな中でも生徒たちは凍える指先をこすりながらKaplanへ登校。最終日の授業に臨みました。短い5日間の中で、生徒たちは「英語が聞き取れない」「言いたいのに言えない」と何度も心が折れそうになってきました。それでも、あきらめることなく、休み時間にクラスメイトへ話しかけてみたり、身振り手振りを交えて説明したり、伝える努力を続けてきました。聞き返されても、相手の言葉が理解できなくても下を向かない。必死にもがいてきたからこそ、少しずつ「分かった!」が増えていきました。授業が終わる頃には、自然と「See you again!」と声を掛け合えるほどに成長していました。
授業後には修了式が行われました。青いガウンと帽子を身につけ、照れながらも誇らしげな笑顔で証書を受け取る姿に、この5日間の努力の積み重ねが感じられました。修了書を先生(プロの歌手だそうです!)から受け取り、全員がスピーチに挑戦しました。授業でお世話になった先生、クラスメイトの皆に感謝の気持ちを伝えます。緊張で震える手を押さえながらも堂々と話し切ることができました。最後は映画やドラマの中で見たCap toss!全員が笑顔で帽子を投げ上げた瞬間、達成感と安堵の拍手が会場に響きました。
修了式後は、4つの班に分かれて班別自主研修を行いました。港に面したニューイングランド水族館ではペンギンや巨大なウミガメに歓声を上げ、海の生き物を間近で感じる時間となりました。ボストンの中でも最も美しい街並みといわれるビーコンヒルでは、赤レンガの家々や歴史あるガス灯にうっとりしながら写真撮影を楽しみました。ニューベリーストリートでは活気あるショッピングストリートを歩き、人気ベーカリーや雑貨店でお土産探しに夢中。プルデンシャルセンターでは展望フロア「View Boston」から街を一望しようとしましたが、お高い入場料に断念。入口で写真を撮って地上へ降り立ちました。TDガーデン周辺ではNBAやNHLのホームとしての迫力に驚き、選手グッズを手に取る班もありました。他にもホールフーズ(アメリカらしい色鮮やかな食品に目を輝かせながらあちこち物色)クインシーマーケット(滞在中ほぼ日参しているにも関わらず、「まだ食べたい!」「もう一回来たい!」と笑いながら再訪する姿が)を訪問。極寒の中での移動となりましたが、「自分たちで目的地にたどり着けた!」という自信が生徒たちの表情に刻まれていました。
研修はいよいよ終盤へ。「後悔を残したくない」「もっと話せるように、もっと自分から動けるようになりたい」「挑戦できる自分でいたい」そんな強い気持ちが生徒たちの原動力になっています。大切なのは、完璧にできたかどうかではなく、できなくても自分で考えて挑み続けたこと。一歩踏み出すたびに、生徒たちは確かに変わり始めています。残された時間の中でも、勇気を持って前へ進み、自分の可能性を広げてくれることでしょう。以上、7日目のご報告です。
2025.12.04 アメリカ語学研修 6日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 6日目報告書】
氷点下に迫る冷たい空気に、朝のボストンらしさが戻ってきました。Kaplanに登校してくる生徒たちの頬は真っ赤。手には温かいコーヒーを持って教室に向かう姿も見られ、「現地の学生っぽさ」が出てきたように感じます。授業では、初日の遠慮がちな様子とは打って変わり、自分から英語で説明したり、話しかけたりする機会が確実に増えてきました。
クラスによっては宿題も出されており、分からない問題があっても「ここってどういう意味?」「なんて答えればいい?」とクラスメイトに聞き合う姿が自然に生まれています。“間違えたらどうしよう”という気持ちよりも“伝えてみたい”が上回り始めたのが大きな成長です。休み時間には海外のクラスメイトと一緒に写真を撮る生徒が増え、名前を覚えて呼びかけたり、連絡先を交換したり、交流を広げようとする小さな会話があちこちで生まれていました。中には相変わらずゲームに夢中な“サボり系男子”もいますが、そういう生徒でさえ渋女生たちにとっては魅力的なクラスメイトの一人。相手の個性ごと受け止めようとしている姿勢や、授業を受けるだけでなく、「どうやって距離を縮めるか」を主体的に考えられるようになったのは、この数日間での大きな変化です。
午後はボストン美術館(Museum of Fine Arts, MFA)へ。世界有数の規模を誇る美術館で、古代エジプトからアジア美術、印象派、アメリカ美術に至るまで幅広いコレクションを有しています。館内には14:30に到着し、各自で興味のある展示を自由に鑑賞しました。モネの《睡蓮》を見られたことを嬉しそうに報告する生徒が多く、絵画の前で足を止め、じっくり見入っている姿がとても印象的でした。エジプト展示では巨大な石棺や壁画、ミイラの装飾など迫力ある作品が並び、「本で見たことあるやつだ!」と興奮気味に話す生徒も。館内にいられたのは2時間程度でしたが、それぞれが自分の世界を広げる時間になりました。
外へ出ると、再び冷たい風が吹きつけ、夕方には雪が舞い始めました。明日の予報は最低気温マイナス12度、最高気温マイナス3度。明日は語学学校最終日で終了式の後、班別自由行動がありますが、まさに“試されるボストンの冬”。街を歩くだけで体力が奪われるような寒さの中、それでも「せっかくボストンにいるんだから、できることは全部やりたい!」と意気込む声が聞こえてきますが、この寒さでどこまで動けるかが少し心配なところです。
語学の壁、文化の違い、寒さとの戦い。どれも簡単ではありませんが、生徒たちは一つひとつ乗り越えながら確かに前へ進んでいます。英語で質問する勇気、分からないままにしない姿勢、そして海外のクラスメイトとの交流を楽しもうとする気持ち。どれも出発前の彼女たちには“難しいこと”だったはずです。明日が語学学校の最終日。学びの締めくくりとなる一日を、どう迎え、どう過ごすのか。残り少ないボストンでの時間を、自分の力でしっかりと掴んでほしいと思います。以上、6日目のご報告でした。
2025.12.03 アメリカ語学研修 5日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 5日目報告書】
研修5日目。昨夜の雨から一転し、朝のボストンには澄んだ青空が戻りました。すっかり登校にも慣れた一同。地下鉄やバスを乗りこなす姿はさながらボストニアンのようです。肩の力が少しずつ抜けてきたようで、授業中に積極的に発言したり、クラスメイトに話しかけたりと、それぞれが自分なりの“勇気”を試し始めています。休み時間には、同じクラスの留学生の名前を覚えて「今日は話しかけてみようと思うんだ」「次の時間に質問してみる!」と作戦会議をしている姿や「ジョンはすごく優しいの!」とはしゃぐ姿も。昨日まで不安そうだった背中が、クラスメイトと笑顔で写真を撮ったり、連絡先を交換したりする様子へと変わり、確かな成長が感じられます。
午後はハーバード大学へ移動し、現地で学ぶ松本真理愛さんとお会いしました。松本さんは東京大学経済学部をご卒業後、経済産業省で国際交渉の業務に携わり、現在はハーバード大学公共政策大学院に在籍。スイスと東京を行き来する生活を経て、貿易政策を深く学ぶためにアメリカへ。ハーバード到着直後にトランプ政権へと移行し、国際情勢が大きく変化する中で「自由貿易の議論を現場で学びたい」という強い思いで留学を決意されたと語ってくださいました。
お話の中で、生徒たちの心を最も動かしたのは、松本さんの高校時代のエピソードでした。「中学受験は補欠合格。学年ビリから2番。それでも『東大に一位で入る』と公言した」という言葉は、生徒たちに強烈なインパクトを与えました。実際に東京大学へ入学し、その後経産省、そしてハーバードへと進まれた背景には、「なりたい自分になり切る」「モチベーションを当てにしない」「決めたことを必ずやる」という揺るがない姿勢がありました。
また、「嫌いなものを嫌いで終わらせず、理由を考えることが自分の推進力になる」「インプットよりアウトプットで勝負」「やりたいことに挑戦できるのは周囲のおかげ。感謝が自分の力になる」という温かいメッセージも。「宇宙産業にも興味があるので、優秀な人材が世界中からアメリカで、自分に何ができるか挑戦したい」という現在の夢について語る姿はとても力強く、同時に生徒たちにとって“少し先を歩く先輩”としての親しみやすさもありました。
MITでお会いした長野さん、ハーバードの松本さん。お二人に共通していたメッセージは「自分が好きだと思うことをやり続ける」でした。この言葉は、研修の折り返し地点に立つ生徒たちに大きな励ましとなりました。そして同時に、日本に戻った後の自分とどのように向き合うかを考える生徒たちが増えてきました。「まだ全力を出し切っていない」「友達の影に隠れてしまって、前に出られない」「後悔を残したまま日本に帰りたくない」様々な思いを抱え、もがく姿はとても逞しく、心の奥底で小さな変化が確かに芽吹いています。今はまだ言葉にはならなくても、帰国する頃にはきっと形を持った“実感”となって胸に残るはずです。ボストンでの残りの日々が、未来へ続く一歩となるよう願っています。
2025.12.02 アメリカ語学研修 4日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 4日目報告書】
研修4日目。今日から本格的な授業が始まりました。昨日は少し緊張した面持ちで登校した生徒たちでしたが、今ではクラスメイトの留学生たちに “Good morning!” と声をかけて、自然と笑顔がこぼれます。休み時間には勇気を出して質問してみたり、「どう言えばいいんだろう」と頭を回転させながら会話につなげようとしたりと、昨日より確実に一歩前進しています。言葉が通じない悔しさを抱えつつも、「伝えたい」「仲良くなりたい」気持ちの強さを感じさせる時間でした。
午後は MIT(マサチューセッツ工科大学)を訪れました。私たちを案内してくださったのは、京都大学医学部を卒業後、臨床医から研究者となり、今は MIT の研究チームで活躍する長野眞大さんです。生命がどのように自分の細胞の運命を決めて分化していくのか、その秘密を解き明かす最先端研究に携わっている方です。難しそうなテーマも、生徒に寄り添った言葉に置き換えて説明してくださり、「研究が人の未来を形づくる」ということが伝わってきました。
最初に訪れた Koch Institute は、がん治療や再生医療の革新的研究を行う世界的施設です。ここで毎日、新しい治療法が生み出されるかもしれない——そんな迫力を間近に感じました。続いて向かった Stata Center は、著名建築家フランク・ゲーリーによる一奇抜なデザインの建物。実際に学生が授業を受ける教室にも特別に入らせていただきました。
途中立ち寄った「バナナラウンジ」では、学生たちが無料のバナナを食べながらゴロゴロしたり、勉強していて、「勉強道具と健康と炭水化物と息抜きが揃う」まさにMITらしい空間です。(私たちもご相伴にあずかりました)さらに、キャンパスのビルを巨大スクリーンに見立ててテトリスを落とし込んだ“ハック文化”の説明もしてくださいました。MITでは、学生が知識と技術でユーモアあふれるイタズラをする伝統があり、「遊び心と実行力が世界を変える」というメッセージのようにも感じられます。
最後は MIT の象徴 Great Dome 前で集合写真。風格ある建物に囲まれた瞬間、生徒からは自然と「これが…」というため息。建物を移動する際中にも長野さんへの質問は続きます。将来の選択、勉強方法、失敗との向き合い方など話題が尽きず、長野さんは一つ一つ丁寧に答えてくださいました。「好きなことを、好きだと言えるまま大切にしていい。続けたいことを続けることが大切。」という言葉は、胸に刺さった生徒も多かったのではないでしょうか。ツアーが終わる頃には、目の輝きがはっきりと変わっていました。
「もっと英語ができるようになりたい」「自分の将来をもっと真剣に考えたい」そんな前向きな気持ちが芽生えたように思います。机に向かう勉強だけが学びではなく、今日の出会いも大きな財産になることでしょう。明日はハーバード大学のキャンパスツアーがあり、また新しい出会いを迎えます。挑み続ける渋女生のご報告をご期待ください。
2025.12.01 アメリカ語学研修 3日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 3日目報告書】
研修3日目。澄んだ青空の広がる朝でしたが、空気はひんやり。生徒たちは少し肩をすくめながらも、いよいよ本格的に始まる“語学学校生活”へ向けて気持ちを引き締めている様子でした。Kaplan の授業は、事前に受験したプレイスメントテストによって CEFR(国際基準の語学レベル指標)に沿ってクラスが振り分けられます。CEFRは A1(入門)から C2(熟達)までの6段階で、テストの結果 A1〜B2+ の幅広いレベルに配置されました。最初のオリエンテーションでは、スタッフの Megan が学校の設備、生活ルール、授業進行、クラス分けの基準について丁寧に説明してくれました。また、その手には色とりどりのドーナツが。彼女から配られた“モーニングドーナツ”を受け取った渋女生たちは、遠慮がちにドーナツを手に持ったままメモをとり、説明が終わってからようやく「美味しい…!」と小さく笑顔を見せていました。
休憩後はいよいよ初めての授業。月曜日は自己紹介を中心に行われる日で、今日が初日の生徒たちは“完全新入り”。クラスにはすでに数週間〜数ヶ月通っている留学生もいて、そこへ飛び込むのは簡単ではありません。それでも渋女生は、自分の言葉で日本を紹介したり、先輩留学生に助けてもらいながら話を続けたり、あるいは想像以上に自由な雰囲気に少し戸惑ったりしながら、与えられた環境で精いっぱい挑戦していました。英語のスキルを学ぶだけでなく、国籍も文化も異なる仲間と学ぶということが、まさに“新しい価値観を受け取る時間”となったようです。
午後は フリーダムトレイル(Freedom Trail) の本番に出発しました。まずは金色のドームが輝く マサチューセッツ州会議事堂(Massachusetts State House)。アメリカ独立後の政治の中心として建てられた建物で、その存在感に生徒たちは足を止めて見上げていました。
続いて、アメリカ最古の公共公園 ボストン・コモン(Boston Common) を通り抜け、歴史的人物たちが眠る グラナリー墓地(Granary Burying Ground) へ。そこには、アメリカ独立の象徴ともいえるサミュエル・アダムズやジョン・ハン コック、ボストン虐殺事件の犠牲者が眠っています。
その後は、ボストン茶会事件で知られる市民運動が行われた オールド・サウス集会所(Old South Meeting House)、独立宣言が読み上げられた 旧州議事堂(Old State House) を巡りました。歴史スポットでは英語で質問を投げかける姿が見られましたが、移動中は日本語で談笑したり、写真撮影に夢中になったりと、まだまだ“日本モード”の抜けない部分も。けれど、それも含めて初日の学びです。「先生に言われたから質問する」のではなく“自分は何を学びたいのか、今ここで何を感じるべきなのか”その主体性を少しずつ育てていければと思います。
明日からの授業では、今日見たボストンの姿が英語の学びにどうつながっていくのか。彼女たちがどんな成長を見せてくれるのか楽しみです。
2025.11.30 アメリカ語学研修 2日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 2日目報告書】
朝は少し冷え込み、薄い雲が流れる静かなボストンの街。ホストファミリーと過ごした最初の朝は、それぞれが“アメリカの朝”を体験する時間になりました。食卓に並ぶのは、日本の家庭とはまったく違うシンプルスタイルの朝食。シリアルだけ、トーストだけ、パンケーキだけといった“ワンプレート朝食”が多く、そこにスクランブルエッグなどの簡単な卵料理が添えられる家庭もありました。和食のようにおかずが複数並ぶことはありません。また、高校生になると自分で朝食を用意するのもよく見られる光景です。少し驚きつつも、ホストファミリーの日常を肌で体験することとなりました。
今朝はPark Street Stationに集合。初めてのルートにも関わらず、全員が迷わずほぼ時間通りに到着できました。これがどれだけ凄いことか!中には集合時間の2時間前に到着している生徒もいました。「遅れるかもしれない。万が一に備えて早く出発しよう!」と考えて行動した結果です。屋外で待つのは寒いので、近くにあるカフェに入ったり、デパートを覗いたりと、集合時間まで思い思いに過ごすことができました。全員そろったところで、ボストン市内を徒歩でめぐる(簡易)オリエンテーションへ出発です。まずは語学学校までの行き方を確認します。その後、Government Center Station、City Hall方面を歩き、明日たどるフリーダム・トレイルの一部を軽く“予習”。歴史の舞台となった場所が今も街の中に息づいていることに、生徒たちは興味津々でした。
続いて向かったのはFaneuil Hall(ファニュエルホール)。今日は歴史の詳細には触れず、建物の“現在の姿”を紹介しました。1階にはお土産ショップが並び、地下には広いトイレがあることを確認。サミュエル・アダムスの名前を知る生徒はほとんどおらず、「じゃあ明日までに少し予習しておこうね」と声をかけると、「はい!」と笑顔で応えてくれました。明日のフリーダム・トレイルで、今日の“種まき”がどんな実りになるのか楽しみです。
その後はクインシーマーケットで自由時間。定番のクラムチャウダー、色とりどりのアイス(寒いのに!)、10ドルもしたというレモネード、七色のチーズハッドグなど、思い思いのランチを自分の英語で注文していました。美味しいものを前にすると緊張もやわらぐのか、みんな本当に楽しそうに食べ歩いていました。
再集合後、各自ホストファミリー宅へ帰宅。途中、「バス停を通り過ぎた!」「チャーリーカードが反応しない…!」などSOSも届きましたが、そのたびに友人同士で助け合い、周囲の人に聞いてみるなど、自力で問題を解決。結果、全員が無事に16時頃帰宅することができました。
明日からはいよいよ本格的なプログラムが始まります。日本とは異なるアメリカ家庭の当たり前、アメリカの歴史、小さなトラブルを自分たちの力で乗り越えた経験は、どれも確実に生徒の自信につながっているように感じました。これから始まる語学学校での学びや一つひとつの出会いと体験が、さらに視野を広げていくことでしょう。
2025.11.29 アメリカ語学研修 1日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 1日目報告書】
まだ夜の名残が濃く残る早朝5時半。冷えた空気の中、渋川女子高校の生徒24名が学校に集まりました。辺りは真っ暗なのに、保護者の皆さまは大勢お越しくださり、この旅立ちを温かく見守ってくださいました。出発式では先生より「この研修では、自分から動くことが大切。自分から動かないと自分を変えることはできない」というメッセージをいただきました。この研修は、単なるホームステイ研修でも語学研修でもありません。10日間の活動を通してグローバルな視点と行動力を身に付けるよう挑戦を繰り返す研修です。生徒たちは静かに、しかし確かな緊張と期待を胸に刻んだ様子でした。
バスが走り出すころ、東の空がゆっくり色づき始めます。黒から藍、そして透き通るようなオレンジへと移ろうグラデーションは、まるでこれから始まる冒険を祝福しているかのようでした。羽田空港第二ターミナルに到着後、スーツケースを持ってチェックインに進みます。一人ひとりパスポートを手に機械の前で操作をし、搭乗券と荷物タグを印刷。スーツケースを預けるところまで、すべて自動化されています。ANAのスタッフの方は近くに待機されているので困った時は尋ねることはできますが、基本的にはモニターの指示に従って必要事項を入力していきます。少し手間取るかな?と思いましたが、やはり渋女生!お互いに助け合いながら無事に保安検査へ進むことができました。昼の便ということもあり、機内ではしばらく賑やかに談笑が続きました。「寝たら時差ボケこわい〜」と言いながら映画を見続ける生徒、イヤホンを片耳だけつけて友人と小声で話し込む生徒……。この時は楽しそうで良かったのですが、後に体力を削る伏線になるとは誰も気づいていません。
アメリカ到着はJFK空港。いよいよ入国審査です。列に並びながら「何日滞在?9日? 10日?」「目的は?Study?Education?」「緊張してきたんだけど!」とそわそわしつつも、なぜか笑いが絶えないのが渋女生らしいところ。緊張を笑いに変えて乗り越えるしなやかさと明るさが、ここでも光っていました。無事に入国を終えた後は、ニューヨークからボストンへ向けてバスで約5時間の移動です。途中のサービスエリアでは、マクドナルド、ダンキン、サブウェイなど見慣れたロゴが並ぶ中、「英語で注文」という小さな試練が待っています。ぎこちなくも「Can I have…」と言い切る姿は頼もしく、たくさんの“初めて”をくぐり抜けているのがよくわかりました。食事を終えたバスでは、さすがに疲れが出たのか、さっきまでの元気が嘘のように静まり返り、寝息が心地よく響きます。ボストン到着後は、3台の車に分かれてホストファミリー宅へ向かいました。長旅の疲れで目をこすりながらも、どこか期待に満ちた顔で乗り込んでいく生徒たちの姿から、“ここからが研修本番”という実感が伝わってきます。
明日は、昼頃に集合して語学学校周辺を確認します。地下鉄やバスを使って自力で集合するため、ここでも「初めて」の連続です。本日の様子を見るかぎり、きっと大丈夫。小さな挑戦の積み重ねが、これから彼女たちを大きく成長させていくはずです。
2025.11.21 避難訓練・防災講演会
「絶望の隣に希望はある」第2回避難訓練・防災講演会
11月21日(金)、令和7年度「第2回避難訓練」および「防災講演会」を行いました。
今回は火災を想定した避難訓練に加え、東日本大震災の経験を語り継ぐ齋藤幸男先生をお招きし、防災に対する意識を根本から問い直す貴重な時間となりました。
まず、避難訓練に際しては、生徒たちは「お・は・し・も(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」を徹底し、緊張感を持って行動していました。万が一の事態に備え、自分の命を守る行動を確認する重要な機会となりました。
避難訓練終了後、元宮城県立石巻西高等学校長であり、防災士の 齋藤 幸男 先生をお迎えし、「災間を生きる君たちへ~地球を考え地域で行動する~」というテーマで講演会を行いました。
齋藤先生は、東日本大震災での壮絶な実体験をもとに、避難所運営のリアルな現実や、極限状態における「心のケア」についてお話しくださいました。
講演の中で特に印象的だったのは、「防災は恐怖から行うものではなく、ハッピーエンド(希望)のために行うもの」というメッセージです。 「生徒を育てるのは生徒。教師を育てるのは生徒。学校を育てるのは生徒」 という言葉は、私たち渋川女子高校の生徒・教職員全員の胸に深く刻まれました。
以下に 生徒の感想の一部をご紹介します。
■ 「希望」と「前向きな防災」について
「災害対策が恐怖から行われるものではなく、前向きでハッピーエンドのために行うと聞いたとき、災害対策に対する気持ちや考え方を根本から変えていただいた気がしました。」 「『絶望の隣には希望がある』という言葉を覚えておきたいです。」
■ 心に響いた言葉・エピソード
「特に『頑張れ』ではなく『頑張ろう』という言葉かけをしたという話が一番感動しました。一人じゃないことを実感できる、本当に素敵な言葉です。」 「青い鯉のぼりのお話で号泣しました。周りの友人も泣いていました。亡くなってしまった人にも人生があり、大切な人が存在するのだと改めて考えさせられました。」
■ 自分たちにできること
「災害時、大人ではない自分たちも誰かの役に立てるということが分かりました。」 「生徒を変えるのは生徒。自分たちが主体的に行動しなければ何も変わらないのだと改めて実感しました。」 「もし自分が被災してしまった時には、今回のお話を思い出して、マニュアルにとらわれずみんなで希望を持って生きていきたいと思いました。」
今回の行事は、単に避難手順を学ぶだけでなく、「命の尊さ」や「共に生きる力」について深く考える一日となりました。 齋藤先生がおっしゃったように、過去の教訓を未来の「希望」へとつなげていけるよう、渋川女子高校でも日々の備えと心の育成を大切にしていきます。
ご講演いただいた齋藤先生、そしてご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
講演会で紹介があった、齋藤幸男先生の著書「生かされて生きる-震災を語り継ぐ-」(河北選書)を原案として制作された映画『有り、触れた、未来』の公式サイトへのリンクです。
2025.11.14 1学年 性・エイズ講演会
11月14日に助産師の後藤ひとみ先生をお迎えし、1年生の性・エイズ講演会「大人になる前に知っておきたい性のこと」を開催しました。性的同意や性暴力、デートDV、性感染症などについて、スライドや動画を用いてわかりやすく説明していただきました。
生徒からは「今まで性のことについて人から教えてもらったり、詳しく知ったりする機会があまりなかったので、今回の講演を聞いて、これからの自分を守るにはどうしたらよいのかを知ることができました。」という感想が寄せられました。
2025.11.08 1学年 大学見学会
【1学年】大学見学旅行を実施しました
11月7日(金)、1学年はクラス毎に大学見学旅行に出かけました。進学意欲の向上とクラスの親睦を深めることを目的とし、1組は東京学芸大学へ、2組は東京都立大学へ、3組は東京海洋大学へ、4組は都留文科大学へ、5組は信州大学を見学しました。午後には大学周辺を探訪しました。実際に大学のキャンパスを訪れ、直接お話を聞く体験はたいへん有意義なものになりました。また、訪れた地の探訪はクラスメイトとの交流を深めるよい機会にもなりました。
2025.11.09 【書道部】書道パフォーマンスグランプリ関東大会出場
【書道部】書道パフォーマンスグランプリ関東大会に出場しました。
11月9日(日)に、埼玉県越谷市にあるレイクタウンmoriにて開催された書道パフォーマンスグランプリ関東大会に出場しました。今回が2度目の大会出場であり、3階吹き抜けの大きな会場に緊張も高まりましたが、練習の成果を発揮して堂々とパフォーマンスすることができました。応援してくださった方々に心より感謝申し上げます。今後ともがんばっていきますので、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。
2025.11.04~07 2学年 沖縄修学旅行
第2学年は、11月4日(火)〜7日(金)の3泊4日の日程で、沖縄方面に修学旅行に出かけました。
今回は生徒主体で制作した千羽鶴をひめゆり平和記念資料館へ寄贈し、平和への願いを形にする貴重な機会ともなりました。
前半は悪天候のため予定の一部変更を余儀なくされましたが、3日目には見事な快晴に恵まれ、各班がそれぞれの計画に沿って沖縄の自然や文化を思う存分満喫するなど、学びと体験の広がる充実した日程となりました。
事後指導では、旅行中の学びや各自の探究活動をまとめた「修学旅行ノート」の作成に取り組み、生徒は体験を振り返りながら理解を深めました。現在、完成したノートを対象としたコンテストも実施しており、互いの成果を共有し刺激し合う機会となっています。
修学旅行を通して得た経験が、生徒の今後の学習や学校生活に一層活かされることを修学旅行団一同期待しております。