渋女blog
2025.12.04 アメリカ語学研修 6日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 6日目報告書】
氷点下に迫る冷たい空気に、朝のボストンらしさが戻ってきました。Kaplanに登校してくる生徒たちの頬は真っ赤。手には温かいコーヒーを持って教室に向かう姿も見られ、「現地の学生っぽさ」が出てきたように感じます。授業では、初日の遠慮がちな様子とは打って変わり、自分から英語で説明したり、話しかけたりする機会が確実に増えてきました。クラスによっては宿題も出されており、分からない問題があっても「ここってどういう意味?」「なんて答えればいい?」とクラスメイトに聞き合う姿が自然に生まれています。“間違えたらどうしよう”という気持ちよりも“伝えてみたい”が上回り始めたのが大きな成長です。休み時間には海外のクラスメイトと一緒に写真を撮る生徒が増え、名前を覚えて呼びかけたり、連絡先を交換したり、交流を広げようとする小さな会話があちこちで生まれていました。中には相変わらずゲームに夢中な“サボり系男子”もいますが、そういう生徒でさえ渋女生たちにとっては魅力的なクラスメイトの一人。相手の個性ごと受け止めようとしている姿勢や、授業を受けるだけでなく、「どうやって距離を縮めるか」を主体的に考えられるようになったのは、この数日間での大きな変化です。
午後はボストン美術館(Museum of Fine Arts, MFA)へ。世界有数の規模を誇る美術館で、古代エジプトからアジア美術、印象派、アメリカ美術に至るまで幅広いコレクションを有しています。館内には14:30に到着し、各自で興味のある展示を自由に鑑賞しました。モネの《睡蓮》を見られたことを嬉しそうに報告する生徒が多く、絵画の前で足を止め、じっくり見入っている姿がとても印象的でした。エジプト展示では巨大な石棺や壁画、ミイラの装飾など迫力ある作品が並び、「本で見たことあるやつだ!」と興奮気味に話す生徒も。館内にいられたのは2時間程度でしたが、それぞれが自分の世界を広げる時間になりました。
外へ出ると、再び冷たい風が吹きつけ、夕方には雪が舞い始めました。明日の予報は最低気温マイナス12度、最高気温マイナス3度。明日は語学学校最終日で終了式の後、班別自由行動がありますが、まさに“試されるボストンの冬”。街を歩くだけで体力が奪われるような寒さの中、それでも「せっかくボストンにいるんだから、できることは全部やりたい!」と意気込む声が聞こえてきますが、この寒さでどこまで動けるかが少し心配なところです。
語学の壁、文化の違い、寒さとの戦い。どれも簡単ではありませんが、生徒たちは一つひとつ乗り越えながら確かに前へ進んでいます。英語で質問する勇気、分からないままにしない姿勢、そして海外のクラスメイトとの交流を楽しもうとする気持ち。どれも出発前の彼女たちには“難しいこと”だったはずです。明日が語学学校の最終日。学びの締めくくりとなる一日を、どう迎え、どう過ごすのか。残り少ないボストンでの時間を、自分の力でしっかりと掴んでほしいと思います。以上、6日目のご報告でした。
※写真は追って掲載します
2025.12.03 アメリカ語学研修 5日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 5日目報告書】
研修5日目。昨夜の雨から一転し、朝のボストンには澄んだ青空が戻りました。すっかり登校にも慣れた一同。地下鉄やバスを乗りこなす姿はさながらボストニアンのようです。肩の力が少しずつ抜けてきたようで、授業中に積極的に発言したり、クラスメイトに話しかけたりと、それぞれが自分なりの“勇気”を試し始めています。休み時間には、同じクラスの留学生の名前を覚えて「今日は話しかけてみようと思うんだ」「次の時間に質問してみる!」と作戦会議をしている姿や「ジョンはすごく優しいの!」とはしゃぐ姿も。昨日まで不安そうだった背中が、クラスメイトと笑顔で写真を撮ったり、連絡先を交換したりする様子へと変わり、確かな成長が感じられます。
午後はハーバード大学へ移動し、現地で学ぶ松本真理愛さんとお会いしました。松本さんは東京大学経済学部をご卒業後、経済産業省で国際交渉の業務に携わり、現在はハーバード大学公共政策大学院に在籍。スイスと東京を行き来する生活を経て、貿易政策を深く学ぶためにアメリカへ。ハーバード到着直後にトランプ政権へと移行し、国際情勢が大きく変化する中で「自由貿易の議論を現場で学びたい」という強い思いで留学を決意されたと語ってくださいました。
お話の中で、生徒たちの心を最も動かしたのは、松本さんの高校時代のエピソードでした。「中学受験は補欠合格。学年ビリから2番。それでも『東大に一位で入る』と公言した」という言葉は、生徒たちに強烈なインパクトを与えました。実際に東京大学へ入学し、その後経産省、そしてハーバードへと進まれた背景には、「なりたい自分になり切る」「モチベーションを当てにしない」「決めたことを必ずやる」という揺るがない姿勢がありました。
また、「嫌いなものを嫌いで終わらせず、理由を考えることが自分の推進力になる」「インプットよりアウトプットで勝負」「やりたいことに挑戦できるのは周囲のおかげ。感謝が自分の力になる」という温かいメッセージも。「宇宙産業にも興味があるので、優秀な人材が世界中からアメリカで、自分に何ができるか挑戦したい」という現在の夢について語る姿はとても力強く、同時に生徒たちにとって“少し先を歩く先輩”としての親しみやすさもありました。
MITでお会いした長野さん、ハーバードの松本さん。お二人に共通していたメッセージは「自分が好きだと思うことをやり続ける」でした。この言葉は、研修の折り返し地点に立つ生徒たちに大きな励ましとなりました。そして同時に、日本に戻った後の自分とどのように向き合うかを考える生徒たちが増えてきました。「まだ全力を出し切っていない」「友達の影に隠れてしまって、前に出られない」「後悔を残したまま日本に帰りたくない」様々な思いを抱え、もがく姿はとても逞しく、心の奥底で小さな変化が確かに芽吹いています。今はまだ言葉にはならなくても、帰国する頃にはきっと形を持った“実感”となって胸に残るはずです。ボストンでの残りの日々が、未来へ続く一歩となるよう願っています。
※写真は追って掲載します
2025.12.02 アメリカ語学研修 4日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 4日目報告書】
研修4日目。今日から本格的な授業が始まりました。昨日は少し緊張した面持ちで登校した生徒たちでしたが、今ではクラスメイトの留学生たちに “Good morning!” と声をかけて、自然と笑顔がこぼれます。休み時間には勇気を出して質問してみたり、「どう言えばいいんだろう」と頭を回転させながら会話につなげようとしたりと、昨日より確実に一歩前進しています。言葉が通じない悔しさを抱えつつも、「伝えたい」「仲良くなりたい」気持ちの強さを感じさせる時間でした。
午後は MIT(マサチューセッツ工科大学)を訪れました。私たちを案内してくださったのは、京都大学医学部を卒業後、臨床医から研究者となり、今は MIT の研究チームで活躍する長野眞大さんです。生命がどのように自分の細胞の運命を決めて分化していくのか、その秘密を解き明かす最先端研究に携わっている方です。難しそうなテーマも、生徒に寄り添った言葉に置き換えて説明してくださり、「研究が人の未来を形づくる」ということが伝わってきました。
最初に訪れた Koch Institute は、がん治療や再生医療の革新的研究を行う世界的施設です。ここで毎日、新しい治療法が生み出されるかもしれない——そんな迫力を間近に感じました。続いて向かった Stata Center は、著名建築家フランク・ゲーリーによる一奇抜なデザインの建物。実際に学生が授業を受ける教室にも特別に入らせていただきました。
途中立ち寄った「バナナラウンジ」では、学生たちが無料のバナナを食べながらゴロゴロしたり、勉強していて、「勉強道具と健康と炭水化物と息抜きが揃う」まさにMITらしい空間です。(私たちもご相伴にあずかりました)さらに、キャンパスのビルを巨大スクリーンに見立ててテトリスを落とし込んだ“ハック文化”の説明もしてくださいました。MITでは、学生が知識と技術でユーモアあふれるイタズラをする伝統があり、「遊び心と実行力が世界を変える」というメッセージのようにも感じられます。
最後は MIT の象徴 Great Dome 前で集合写真。風格ある建物に囲まれた瞬間、生徒からは自然と「これが…」というため息。建物を移動する際中にも長野さんへの質問は続きます。将来の選択、勉強方法、失敗との向き合い方など話題が尽きず、長野さんは一つ一つ丁寧に答えてくださいました。「好きなことを、好きだと言えるまま大切にしていい。続けたいことを続けることが大切。」という言葉は、胸に刺さった生徒も多かったのではないでしょうか。ツアーが終わる頃には、目の輝きがはっきりと変わっていました。
「もっと英語ができるようになりたい」「自分の将来をもっと真剣に考えたい」そんな前向きな気持ちが芽生えたように思います。机に向かう勉強だけが学びではなく、今日の出会いも大きな財産になることでしょう。明日はハーバード大学のキャンパスツアーがあり、また新しい出会いを迎えます。挑み続ける渋女生のご報告をご期待ください。
2025.12.01 アメリカ語学研修 3日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 3日目報告書】
研修3日目。澄んだ青空の広がる朝でしたが、空気はひんやり。生徒たちは少し肩をすくめながらも、いよいよ本格的に始まる“語学学校生活”へ向けて気持ちを引き締めている様子でした。Kaplan の授業は、事前に受験したプレイスメントテストによって CEFR(国際基準の語学レベル指標)に沿ってクラスが振り分けられます。CEFRは A1(入門)から C2(熟達)までの6段階で、テストの結果 A1〜B2+ の幅広いレベルに配置されました。最初のオリエンテーションでは、スタッフの Megan が学校の設備、生活ルール、授業進行、クラス分けの基準について丁寧に説明してくれました。また、その手には色とりどりのドーナツが。彼女から配られた“モーニングドーナツ”を受け取った渋女生たちは、遠慮がちにドーナツを手に持ったままメモをとり、説明が終わってからようやく「美味しい…!」と小さく笑顔を見せていました。
休憩後はいよいよ初めての授業。月曜日は自己紹介を中心に行われる日で、今日が初日の生徒たちは“完全新入り”。クラスにはすでに数週間〜数ヶ月通っている留学生もいて、そこへ飛び込むのは簡単ではありません。それでも渋女生は、自分の言葉で日本を紹介したり、先輩留学生に助けてもらいながら話を続けたり、あるいは想像以上に自由な雰囲気に少し戸惑ったりしながら、与えられた環境で精いっぱい挑戦していました。英語のスキルを学ぶだけでなく、国籍も文化も異なる仲間と学ぶということが、まさに“新しい価値観を受け取る時間”となったようです。
午後は フリーダムトレイル(Freedom Trail) の本番に出発しました。まずは金色のドームが輝く マサチューセッツ州会議事堂(Massachusetts State House)。アメリカ独立後の政治の中心として建てられた建物で、その存在感に生徒たちは足を止めて見上げていました。
続いて、アメリカ最古の公共公園 ボストン・コモン(Boston Common) を通り抜け、歴史的人物たちが眠る グラナリー墓地(Granary Burying Ground) へ。そこには、アメリカ独立の象徴ともいえるサミュエル・アダムズやジョン・ハン コック、ボストン虐殺事件の犠牲者が眠っています。
その後は、ボストン茶会事件で知られる市民運動が行われた オールド・サウス集会所(Old South Meeting House)、独立宣言が読み上げられた 旧州議事堂(Old State House) を巡りました。歴史スポットでは英語で質問を投げかける姿が見られましたが、移動中は日本語で談笑したり、写真撮影に夢中になったりと、まだまだ“日本モード”の抜けない部分も。けれど、それも含めて初日の学びです。「先生に言われたから質問する」のではなく“自分は何を学びたいのか、今ここで何を感じるべきなのか”その主体性を少しずつ育てていければと思います。
明日からの授業では、今日見たボストンの姿が英語の学びにどうつながっていくのか。彼女たちがどんな成長を見せてくれるのか楽しみです。
2025.11.30 アメリカ語学研修 2日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 2日目報告書】
朝は少し冷え込み、薄い雲が流れる静かなボストンの街。ホストファミリーと過ごした最初の朝は、それぞれが“アメリカの朝”を体験する時間になりました。食卓に並ぶのは、日本の家庭とはまったく違うシンプルスタイルの朝食。シリアルだけ、トーストだけ、パンケーキだけといった“ワンプレート朝食”が多く、そこにスクランブルエッグなどの簡単な卵料理が添えられる家庭もありました。和食のようにおかずが複数並ぶことはありません。また、高校生になると自分で朝食を用意するのもよく見られる光景です。少し驚きつつも、ホストファミリーの日常を肌で体験することとなりました。
今朝はPark Street Stationに集合。初めてのルートにも関わらず、全員が迷わずほぼ時間通りに到着できました。これがどれだけ凄いことか!中には集合時間の2時間前に到着している生徒もいました。「遅れるかもしれない。万が一に備えて早く出発しよう!」と考えて行動した結果です。屋外で待つのは寒いので、近くにあるカフェに入ったり、デパートを覗いたりと、集合時間まで思い思いに過ごすことができました。全員そろったところで、ボストン市内を徒歩でめぐる(簡易)オリエンテーションへ出発です。まずは語学学校までの行き方を確認します。その後、Government Center Station、City Hall方面を歩き、明日たどるフリーダム・トレイルの一部を軽く“予習”。歴史の舞台となった場所が今も街の中に息づいていることに、生徒たちは興味津々でした。
続いて向かったのはFaneuil Hall(ファニュエルホール)。今日は歴史の詳細には触れず、建物の“現在の姿”を紹介しました。1階にはお土産ショップが並び、地下には広いトイレがあることを確認。サミュエル・アダムスの名前を知る生徒はほとんどおらず、「じゃあ明日までに少し予習しておこうね」と声をかけると、「はい!」と笑顔で応えてくれました。明日のフリーダム・トレイルで、今日の“種まき”がどんな実りになるのか楽しみです。
その後はクインシーマーケットで自由時間。定番のクラムチャウダー、色とりどりのアイス(寒いのに!)、10ドルもしたというレモネード、七色のチーズハッドグなど、思い思いのランチを自分の英語で注文していました。美味しいものを前にすると緊張もやわらぐのか、みんな本当に楽しそうに食べ歩いていました。
再集合後、各自ホストファミリー宅へ帰宅。途中、「バス停を通り過ぎた!」「チャーリーカードが反応しない…!」などSOSも届きましたが、そのたびに友人同士で助け合い、周囲の人に聞いてみるなど、自力で問題を解決。結果、全員が無事に16時頃帰宅することができました。
明日からはいよいよ本格的なプログラムが始まります。日本とは異なるアメリカ家庭の当たり前、アメリカの歴史、小さなトラブルを自分たちの力で乗り越えた経験は、どれも確実に生徒の自信につながっているように感じました。これから始まる語学学校での学びや一つひとつの出会いと体験が、さらに視野を広げていくことでしょう。
2025.11.29 アメリカ語学研修 1日目
【渋川女子高等学校アメリカ研修 1日目報告書】
まだ夜の名残が濃く残る早朝5時半。冷えた空気の中、渋川女子高校の生徒24名が学校に集まりました。辺りは真っ暗なのに、保護者の皆さまは大勢お越しくださり、この旅立ちを温かく見守ってくださいました。出発式では先生より「この研修では、自分から動くことが大切。自分から動かないと自分を変えることはできない」というメッセージをいただきました。この研修は、単なるホームステイ研修でも語学研修でもありません。10日間の活動を通してグローバルな視点と行動力を身に付けるよう挑戦を繰り返す研修です。生徒たちは静かに、しかし確かな緊張と期待を胸に刻んだ様子でした。
バスが走り出すころ、東の空がゆっくり色づき始めます。黒から藍、そして透き通るようなオレンジへと移ろうグラデーションは、まるでこれから始まる冒険を祝福しているかのようでした。羽田空港第二ターミナルに到着後、スーツケースを持ってチェックインに進みます。一人ひとりパスポートを手に機械の前で操作をし、搭乗券と荷物タグを印刷。スーツケースを預けるところまで、すべて自動化されています。ANAのスタッフの方は近くに待機されているので困った時は尋ねることはできますが、基本的にはモニターの指示に従って必要事項を入力していきます。少し手間取るかな?と思いましたが、やはり渋女生!お互いに助け合いながら無事に保安検査へ進むことができました。昼の便ということもあり、機内ではしばらく賑やかに談笑が続きました。「寝たら時差ボケこわい〜」と言いながら映画を見続ける生徒、イヤホンを片耳だけつけて友人と小声で話し込む生徒……。この時は楽しそうで良かったのですが、後に体力を削る伏線になるとは誰も気づいていません。
アメリカ到着はJFK空港。いよいよ入国審査です。列に並びながら「何日滞在?9日? 10日?」「目的は?Study?Education?」「緊張してきたんだけど!」とそわそわしつつも、なぜか笑いが絶えないのが渋女生らしいところ。緊張を笑いに変えて乗り越えるしなやかさと明るさが、ここでも光っていました。無事に入国を終えた後は、ニューヨークからボストンへ向けてバスで約5時間の移動です。途中のサービスエリアでは、マクドナルド、ダンキン、サブウェイなど見慣れたロゴが並ぶ中、「英語で注文」という小さな試練が待っています。ぎこちなくも「Can I have…」と言い切る姿は頼もしく、たくさんの“初めて”をくぐり抜けているのがよくわかりました。食事を終えたバスでは、さすがに疲れが出たのか、さっきまでの元気が嘘のように静まり返り、寝息が心地よく響きます。ボストン到着後は、3台の車に分かれてホストファミリー宅へ向かいました。長旅の疲れで目をこすりながらも、どこか期待に満ちた顔で乗り込んでいく生徒たちの姿から、“ここからが研修本番”という実感が伝わってきます。
明日は、昼頃に集合して語学学校周辺を確認します。地下鉄やバスを使って自力で集合するため、ここでも「初めて」の連続です。本日の様子を見るかぎり、きっと大丈夫。小さな挑戦の積み重ねが、これから彼女たちを大きく成長させていくはずです。
2025.11.21 避難訓練・防災講演会
「絶望の隣に希望はある」第2回避難訓練・防災講演会
11月21日(金)、令和7年度「第2回避難訓練」および「防災講演会」を行いました。
今回は火災を想定した避難訓練に加え、東日本大震災の経験を語り継ぐ齋藤幸男先生をお招きし、防災に対する意識を根本から問い直す貴重な時間となりました。
まず、避難訓練に際しては、生徒たちは「お・は・し・も(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」を徹底し、緊張感を持って行動していました。万が一の事態に備え、自分の命を守る行動を確認する重要な機会となりました。
避難訓練終了後、元宮城県立石巻西高等学校長であり、防災士の 齋藤 幸男 先生をお迎えし、「災間を生きる君たちへ~地球を考え地域で行動する~」というテーマで講演会を行いました。
齋藤先生は、東日本大震災での壮絶な実体験をもとに、避難所運営のリアルな現実や、極限状態における「心のケア」についてお話しくださいました。
講演の中で特に印象的だったのは、「防災は恐怖から行うものではなく、ハッピーエンド(希望)のために行うもの」というメッセージです。 「生徒を育てるのは生徒。教師を育てるのは生徒。学校を育てるのは生徒」 という言葉は、私たち渋川女子高校の生徒・教職員全員の胸に深く刻まれました。
以下に 生徒の感想の一部をご紹介します。
■ 「希望」と「前向きな防災」について
「災害対策が恐怖から行われるものではなく、前向きでハッピーエンドのために行うと聞いたとき、災害対策に対する気持ちや考え方を根本から変えていただいた気がしました。」 「『絶望の隣には希望がある』という言葉を覚えておきたいです。」
■ 心に響いた言葉・エピソード
「特に『頑張れ』ではなく『頑張ろう』という言葉かけをしたという話が一番感動しました。一人じゃないことを実感できる、本当に素敵な言葉です。」 「青い鯉のぼりのお話で号泣しました。周りの友人も泣いていました。亡くなってしまった人にも人生があり、大切な人が存在するのだと改めて考えさせられました。」
■ 自分たちにできること
「災害時、大人ではない自分たちも誰かの役に立てるということが分かりました。」 「生徒を変えるのは生徒。自分たちが主体的に行動しなければ何も変わらないのだと改めて実感しました。」 「もし自分が被災してしまった時には、今回のお話を思い出して、マニュアルにとらわれずみんなで希望を持って生きていきたいと思いました。」
今回の行事は、単に避難手順を学ぶだけでなく、「命の尊さ」や「共に生きる力」について深く考える一日となりました。 齋藤先生がおっしゃったように、過去の教訓を未来の「希望」へとつなげていけるよう、渋川女子高校でも日々の備えと心の育成を大切にしていきます。
ご講演いただいた齋藤先生、そしてご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
講演会で紹介があった、齋藤幸男先生の著書「生かされて生きる-震災を語り継ぐ-」(河北選書)を原案として制作された映画『有り、触れた、未来』の公式サイトへのリンクです。
2025.11.14 1学年 性・エイズ講演会
11月14日に助産師の後藤ひとみ先生をお迎えし、1年生の性・エイズ講演会「大人になる前に知っておきたい性のこと」を開催しました。性的同意や性暴力、デートDV、性感染症などについて、スライドや動画を用いてわかりやすく説明していただきました。
生徒からは「今まで性のことについて人から教えてもらったり、詳しく知ったりする機会があまりなかったので、今回の講演を聞いて、これからの自分を守るにはどうしたらよいのかを知ることができました。」という感想が寄せられました。
2025.11.08 1学年 大学見学会
【1学年】大学見学旅行を実施しました
11月7日(金)、1学年はクラス毎に大学見学旅行に出かけました。進学意欲の向上とクラスの親睦を深めることを目的とし、1組は東京学芸大学へ、2組は東京都立大学へ、3組は東京海洋大学へ、4組は都留文科大学へ、5組は信州大学を見学しました。午後には大学周辺を探訪しました。実際に大学のキャンパスを訪れ、直接お話を聞く体験はたいへん有意義なものになりました。また、訪れた地の探訪はクラスメイトとの交流を深めるよい機会にもなりました。
2025.11.09 【書道部】書道パフォーマンスグランプリ関東大会出場
【書道部】書道パフォーマンスグランプリ関東大会に出場しました。
11月9日(日)に、埼玉県越谷市にあるレイクタウンmoriにて開催された書道パフォーマンスグランプリ関東大会に出場しました。今回が2度目の大会出場であり、3階吹き抜けの大きな会場に緊張も高まりましたが、練習の成果を発揮して堂々とパフォーマンスすることができました。応援してくださった方々に心より感謝申し上げます。今後ともがんばっていきますので、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。
2025.11.04~07 2学年 沖縄修学旅行
第2学年は、11月4日(火)〜7日(金)の3泊4日の日程で、沖縄方面に修学旅行に出かけました。
今回は生徒主体で制作した千羽鶴をひめゆり平和記念資料館へ寄贈し、平和への願いを形にする貴重な機会ともなりました。
前半は悪天候のため予定の一部変更を余儀なくされましたが、3日目には見事な快晴に恵まれ、各班がそれぞれの計画に沿って沖縄の自然や文化を思う存分満喫するなど、学びと体験の広がる充実した日程となりました。
事後指導では、旅行中の学びや各自の探究活動をまとめた「修学旅行ノート」の作成に取り組み、生徒は体験を振り返りながら理解を深めました。現在、完成したノートを対象としたコンテストも実施しており、互いの成果を共有し刺激し合う機会となっています。
修学旅行を通して得た経験が、生徒の今後の学習や学校生活に一層活かされることを修学旅行団一同期待しております。
ビブリオバトル2025群馬県大会に出場しました
ビブリオバトル群馬県大会に、1年生のSさんが校内から立候補し、出場しました。当日は『かがみの孤城』を紹介し、見事決勝進出を果たしました。惜しくもチャンプ本には選ばれなかったのですが、Sさんは、「挑戦することの素晴らしさを学び、今回頑張ったことが自信につながった」と確かな手応えを得たようです。出場を決心した勇気と本番までの熱心な努力は、Sさんの糧になるでしょう。
図書館小講演会「中嶋さんとおしゃべり」の会
図書館で「中嶋さんとおしゃべり」の会を開催しました
今年度第3回目の「おしゃべりの会」は、ぐんまちゃんの作者である中嶋史子さんをお招きしました。ぐんまちゃんが作られた経緯やぐんまちゃんに込められた意味(表情や帽子・服の色など)の解説はもちろん、中嶋さんご自身の高校生から現在に至るまでの経歴もお話してくださいました。中嶋さんが渋女生にとって尊敬したい女性として映ったのは間違いないのですが、大変気さくなお人柄ゆえに生徒が会の終了後もついついお話をお聞きし、個別に対応する時間も作ってくださいました。渋女生にとって忘れられないひと時となったと思います。お忙しいところ本校にお越しいただき、本当にありがとうございました。
2025.10.21 図書館で「千明俊太さんとおしゃべり」の会が開かれました
図書館で「千明俊太さんとおしゃべり」の会が開かれました。
10月21日(火)に、本校図書館主催の小講演会「千明俊太さんとおしゃべり」を開催しました。
様々な業界の人と広くつながりを持っている千明さんなので、担当の図書委員の発案により、「生徒の興味や何かに挑戦したいという気持ちを、行動に移せるような具体的な手段や場所を一緒に考えてもらえる」という内容で行われました。普段の忙しい生活からはなかなか行動に移せなかったり方法すらわからない中、千明さんや参加した生徒みんなで話しながら、自分のぼんやりと思い描いている「やりたいこと」を明確にすることができた生徒がいました。初めてのスタイルでしたが、とても楽しかったと好評でした。図書委員さんの発案も素晴らしかったです。
2025.10.18 【弓道部】新人戦報告 関東選抜大会に進出!
弓道部新人戦で女子個人10位に入賞し、関東選抜大会に進出
10月18日にぐんま武道館弓道場で開催された弓道新人大会で女子個人戦で10位に入賞しました。
11月22日から前橋市で開催される関東弓道全国選抜大会に出場することが決まりました。
2025.10.16 【コーラス部】【書道部】第31回 群馬県高等学校総合文化祭総合開会式 出演
コーラス部と書道部が第31回群馬県高等学校総合文化祭総合開会式に出演しました。
群馬県高等学校文化連盟 公式YouTubeのアーカイブ動画でも見ることができます。
1:04:22~ コーラス部 混声合唱曲 春の川
1:17:02~ 書道部 書道パフォーマンス
2025.10.12 渋川市民スポーツ祭弓道大会 優勝!
10月12日(日)に渋川武道館弓道場で開催された標記の大会で、弓道部の2年の生徒が、8射7中で優勝決定戦の射詰競射に勝利して、優勝しました。かつて高校生の部では優勝したことはありましたが、今回は高校生と一般大人と一緒の中で、優勝いたしました。
2025.10.10 1学年PTA学年部会
10月10日(金)、本校第1学年PTA学年部会が実施されました。
4校時が公開授業、多くの保護者が教室の授業の様子を参観されました。
5校時、第1体育館に移動して学年部会第1部を開催、新保学年部長のご挨拶のあと、新井教頭の挨拶、榛澤学年主任が学年の概況の説明を行いました。6校時、生徒たちも第1体育館に合流し、進路講演会「希望進路の実現に向けて」、ベネッセコーポレーションの増子育穂氏の講演を親子で興味深く聴き、普段目にできない具体的な資料とともに進路実現への理解を深めました。
2025.10.09 芸術鑑賞教室
10月9日(木)、渋川市民会館大ホールにて「ひょうげん教育」さんによる芸術鑑賞教室「HOUGAKU(邦楽)エキサイティング」が開かれました。
全校生徒が徒歩で会場に向かい、約2時間、日本の伝統音楽を楽しみました。
希望者は日頃なじみの薄い和楽器の体験演奏もでき、貴重な経験となりました。演奏者は皆日本を代表する和楽器奏者で、映画「国宝」にも出演した方もいて、ちょっとした裏話も聞くことができました。生徒になじみの深いディズニーやJPOPの曲も演奏され、大いに盛り上がりました。コンサート終了後、実際の和楽器に触れ出演者と交流する機会もあり、多くの生徒が長蛇の列でステージに上がって楽しんでいました。
2025.09.24~25 体育大会・壮行会
生徒主体の行事である体育大会が二日間にわたり行われました。お天気にも恵まれ、はつらつとした生徒の姿が見られました。準備をがんばった生徒会や委員会メンバーのおかげで進捗もスムーズで、みんなで楽しめた大会でした。
1日目の最後に、陸上部と山岳部の関東大会出場の壮行会が行われました。
2025.09.07 学校説明会
中学3年生対象の令和7年度の学校説明会が行われました。
授業参観、校内見学・生徒による学校紹介・卒業生の話・PTAから・入試説明・部活動見学まで、暑い中長時間にわたりご参加いただきましてありがとうございました。
当日の生徒による学校紹介の様子は、受検生の皆さんへのページにアーカイブとしてしばらくの間掲載しています。
2025.09.20 【茶道部】 永光荘お茶会ボランティア
9月20日(土)茶道部は、永光荘にてお茶会ボランティアを行いました。
3年生が引退し、新体制で行った最初のお茶会でした。緊張しましたが、利用者さんに喜んでもらい、充実した良いお茶会となりました。
これからは、来年1月12日(月・祝)に実施する土屋文明記念文学館での「高校生によるお茶席教室」に向けて練習をしていきます。
2025.09.20 【コーラス部】 関東合唱コンクール 銀賞!
コーラス部 関東合唱コンクール銀賞!
9月20日(土)新潟県民会館で開催された関東合唱コンクール高校Aの部に出場し、コーラス部は銀賞をいただきました。1~3年生18人で心をひとつに、私たちができる最高の演奏ができたと思います。他校の演奏も鑑賞し、学びの多い1日となりました。会場まで足をお運びいただいたご家族の皆様、いつも送り出してくださる保護者の皆様に深く感謝いたします。今後も多くのイベント、コンクールに参加予定です。応援のほど、よろしくお願いいたします。
2025.10.13 【ダンス部、バトン部、吹奏楽部、コーラス部 】ハイスクールフェス2025に出演
【出演情報】
ダンス部、バトン部、吹奏楽部、コーラス部
ハイスクールフェス2025に出演します!
10月13日(月・祝)、イオンモール高崎1階セントラルコートで開催される、ハイスクールフェス2025に出演します。ダンス部・バトン部は14:00~、吹奏楽部・コーラス部は15:00~の出演です。是非お越し下さい。
2025.09.11 図書館イベント【Mac先生お別れ会】
9月11日(木)に、図書館で「Mac先生お別れ会」を開催しました。ALTのMac先生にまつわるクイズ大会やMac先生と自由に交流をはかる時間を設け、最後はMac先生からの最後のスピーチをいただきました。
図書委員総務係がクイズの内容を考え、図書委員による司会進行も全て英語で行われました。参加した生徒も楽しくMac先生とお話したり笑い合ったりと、最後の楽しい時間を過ごせたようでした。
Mac先生、アメリカでも体に気を付けてがんばってくださいね!今までありがとうございました!!
2025.09.10 図書館小講演会「岸美羽さんとおしゃべり」
9月10日(水)に、本校図書館主催の小講演会「岸美羽さんとおしゃべり」を開催しました。今回は、大学在学中に起業されたという本校卒業生をゲストにお招きし、起業に至った経緯や今まで努力されたことなどをお聞きしました。
参加した生徒からもモチベーションの向上につながったという感想が多く、挑戦してみることの大切さが学べた「おしゃべりの会」となりました。
2025.08.28 コーラス部 上州うた合戦 出演情報
コーラス部は「上州うた合戦」出演します!
9月13日(土)13:30~、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)小ホールで、県内の様々な合唱団による合同演奏会「上州うた合戦」が開催され、本校コーラス部も出演します。観客による投票も行いますので、是非多くの皆様にお越しいただければ嬉しいです。 入場は無料です。
2025.07.31 コーラス部 かがわ総文に出場しました
7月31日(木)、サンポートホール高松で行われた、かがわ総文2025(第49回全国高等学校総合文化祭)にコーラス部の2年生3名が、群馬県合同合唱団の一員として出場しました。
土田豊貴先生作曲の「春の河」「朝」(混声版)を初演しました。今回は6校合同、22名での演奏でした。練習段階から他校生徒と交流しながら、数少ない練習の中で表現を深めてきました。出演順1番での演奏でしたが、幕開けにふさわしい、清々しい演奏を披露することができました。応援ありがとうございました。
2025.07.27 【コーラス部】県合唱コンクール金賞・関東推薦
7月27日(日)に藤岡市みかぼみらい館で開催された群馬県合唱コンクールに出場し、金賞、そして関東合唱コンクールへの推薦をいただきました。
今回は全てラテン語による楽曲でした。部員それぞれが曲の内容を理解し、曲の思いを伝えるためにどうしたらよいかを試行錯誤しながら練習を積み重ねてきました。応援してくださった多くの皆様に深く感謝申し上げます。
今後は9月20日に新潟で開催される関東合唱コンクールに向けて、県大会での反省を生かして更に音楽を追究し、感謝の思いを歌に乗せたいと思います。
今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。
2025.07.04 インターナショナルデー
7月4日、群馬県内のALT(Assistant Language Teacher)14名が渋女に集まり、インターナショナルデーを実施しました。14名の出身地はアメリカ、カナダ、ニュージーランド、イングランド、スコットランドと多岐にわたります。
生徒は、通常の5クラスをバラバラにして7グループに分かれ、工夫されたカリキュラムで朝から夕方まで英語漬けの一日を過ごしました。
プログラムは校長先生の英語でのオプニングスピーチで始まり、14名のALTの個性的な自己紹介で、さっそく会場は爆笑に包まれました。
Icebreaker Game では、各教室に分かれ、英語を使いながらゲームを楽しみ、グループの親睦を深めました。
Cultural Lesson では、出身国以外に世界に様々なルーツを持つALTがそれぞれのルーツに関する地理や歴史、文化的な背景を易しい英語で説明。午後のActivityではクイズ・ゲーム・工作・お絵かき等バラエティーに富んだ方法で異文化に触れました。
Conversations/Letter Writing では、ALTと英会話を楽しむConversations、生まれて始めて英文の手紙を書くLetter Writing に分かれて活動しました。
Closing Ceremony では、親しくなったALTとのお別れを惜しむ生徒も多く、口々に「楽しかった。またやりたい。」と大満足の生徒が多く見受けられました。
ALTはその後、希望する部活動に参加し、生徒によっては部活動も交流が続きました。
Coordinator Comment by Ms. Haleigh Carr (Mac sensei)
On July 4th, 2025, ALTs from the United States, Canada, the United Kingdom, and New Zealand came to Shibujo to share their cultures with the first year students. Throughout the day, the students were quick to ask questions and give answers and push past little mistakes to learn more about various cultures around the world. Their conversation and writing skills impressed each of the visiting teachers so much! Overall, International Day was a successful event that helped everyone, teacher and student alike, understand one another better than before.
2025.06.28 陸上競技部 群馬県陸上競技選手権大会報告
【陸上競技部】県選手権 3名関東大会進出!
6月28日(土)29日(日)に正田醤油スタジアム群馬で開催された、群馬県陸上競技選手権大会において、走幅跳、走高跳、800mの3種目で関東大会出場権を獲得しました。
走高跳の2年生は2週間前の関東高校から調子を維持する難しさを感じながらも、5位タイを死守しました。走幅跳と800mはいずれも3年で、この試合に懸ける思いを発揮し、ランキング下位から7位、8位に入り初の関東出場を決めました。
走高跳は秋シーズンや来年度の飛躍に向け、走幅跳と800mは高校陸上の集大成として、8月22日(金)〜24日(日)に熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われる第98回関東陸上競技選手権大会で精一杯競技をしてきます。今後とも応援のほどお願いいたします。
2025.07.08 高崎経済大学出前授業
7/8(火)6限「総合的な探究の時間」に、高崎経済大学地域政策学部地域づくり学科の森田 稔先生をお招きし、「社会問題を解決するためには?」というテーマで、1・2年生を対象とする出前授業をしていただきました。今年度は猛暑対策として、各教室にオンライン配信という形をとりました。本校では、「総合的な探究の時間」を通じて、「自分で課題を設定し、その解決のために情報を収集・整理して、社会や他者に向けて表現していく力」を身につけることを目指しています。どのように研究を進めればよいか、社会の課題を解決するにはどのようにすればよいかなどの点について、活動のヒントを数多くいただくことができました。「失敗を恐れず、失敗から学ぶ姿勢が大切」という言葉に、生徒たちは大いに勇気づけられたのではないでしょうか。
今後、1年生では「地域探究」として、地元渋川市の地域課題について、グループで現状を調査し、課題の解決に向けた具体的な考察・提案を行っていきます。2年生は、自身の興味・関心のある学問分野をもとに、生徒一人ひとりが研究テーマを設定し、解決に向けた活動に取り組みます。出前授業の内容を参考としながら、充実した研究活動を進めていきます。
2025.06.20 生徒会本部役員選挙
生徒会本部役員選挙
6月20日(金)に立会演説会および生徒会役員選挙が行われました。これからの渋女を担う生徒会の、新しい役員を決める大切な日です。
各立候補者は工夫を凝らした公約と、渋女に対する熱い思いを全校生徒に語りかけました。
投票の結果、7名の新役員が決まり、7月18日の終業式で任命式が行われ、新体制がスタートします。
2025.06.17 PTA模擬店売上金の贈与
6月17日(火)、本校後援会会長・井口亨さんが来校され、文化祭でのPTA模擬店売上金を学校に贈呈してくださいました。目録を、生徒を代表して生徒会長、文化祭実行委員長が受け取りました。贈呈金は、今後、生徒の活動に資するよう、大切に使わせていただきます。
2025.06.06~07 第40回清苑祭
6月6日(金)と7日(土)の2日間にわたり、第40回清苑祭が盛大に開催されました。
初日の校内発表では、生徒たちが互いのステージ発表やクラス展示を鑑賞し、交流を深めました。夕方には、恒例の仮装行列で渋川駅まで練り歩き、沿道の地域の皆様からも「今年は一層賑やかで楽しそうだね」など、嬉しいお言葉をかけていただきました。
一般公開となった二日目は、保護者や地域の皆様、OGをはじめ、多くのお客様にご来場いただきました。クラス企画に部活企画、模擬店やステージ発表。生徒たちは連日遅くまで準備を重ねてきた成果を思う存分に発揮し、その表情は達成感に満ちていました。
ご多忙の折、足をお運びいただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
2025.05.30 交通安全教室
交通安全教室が行われました。
講師に渋川警察署交通課 松本様をお迎えし、「交通事故の被害者及び加害者にならないために」という演題で講演していただきました。
群馬県は2023年、高校生、中学生1万人当たりの自転車事故件数が全国でワースト1位。高校生は10年連続です。交通事故の被害者にも、加害者にもならないように、改めて交通安全に対する意識を向上させ、実践していって欲しいものです。
2025.05.25 バトン部 しぶほこっ
5月25日(日)バトン部が「しぶほこっ」でパフォーマンスをしました。
多くの観客のみなさんに手拍子をいただきました。
3年生は清苑祭のステージを残すのみとなりました。ひきつづき応援よろしくお願いします。
令和7年度PTA総会・後援会総会
令和7年度PTA総会・後援会総会が行われました
当日はあいにくの雨となってしまいましたが、ボランティア委員会の生徒が植えた花達がかわいらしく咲き、来校された方々を迎えました。総会に先立ち授業参観の時間が設けられ、多くの保護者の皆様にご来校いただき、授業の様子をご覧いただきました。
総会は滞りなく進行し、今年度は初の試みとして、生徒による活動発表が行われました。今回は、書道部と空手動部が発表を担当し、書道部は保護者の方々への感謝の気持ちを込めた作品を披露、親心をキュンとさせました。空手部は迫力ある演武を行い、いずれも大きな拍手が送られました。
お足元の悪い中ご参加くださった保護者の皆様、そして立派に発表してくれた生徒の皆さんに、心より感謝申し上げます。
2025.05.16 生徒玄関のキャッチフレーズ
しなやかに~粘り強く~
渋女の目指す生徒像は、「高い夢と志を持ち、変化の激しい時代をしなやかに生き抜く生徒の育成」です。
困難に直面しても粘り強く取り組み、簡単にはあきらめない心
相手の立場に立って考え、他者の生き方を尊重できる柔軟性
これら二つの力は、これからの時代を生きる上で求められる重要な資質であり、自分らしく人生を歩むための術でもあります。この大切なキャッチフレーズは、書道部の生徒によって大きな書として制作されました。
清苑祭にお越しの際は、ぜひご覧ください。
2025.05.16 情報モラル・薬物乱用防止教室
若年層の情報リテラシー向上は、喫緊の課題となっています。スマートフォンやSNSの手軽さとともに、薬物も身近な存在となりつつある現在、その実態と危険性を知り、薬物から身を守ることの大切さを理解してもらうことを目的に、令和7年度「情報モラル・薬物乱用防止教室」が実施されました。
当日は、渋川警察署生活安全課少年係の村田様を講師にお迎えし、「インターネットやSNSの利用方法および薬物乱用による被害」というテーマでご講演いただきました。
第40回清苑祭 開催します
第40回清苑祭『青春短し華咲け乙女』
令和7年6月7日(土)9:30~15:30(入場は14:30まで)
※校内・周辺道路、近隣店舗には駐車できません。
※敷地内写真撮影禁止。校舎内飲食禁止。
※校舎内は土足厳禁です。上履きをご持参ください。
2025.05.14 前期生徒総会・SRHR啓発活動
前期生徒総会が行われ、生徒会活動についての承認が得られました。総会資料はオンラインで配布され、生徒は自分の端末を持って体育館に集まりました。生徒会の新しい活動として、インスタグラム係の紹介があり、渋女の楽しさや魅力を広く外部に発信していきたいとの意気込みが伝えられました。
生徒総会後、SRHRの啓発活動が行われました。SRHRは「Sexual Reproductive Health and Rights(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・アンド・ライツ)」の略で、日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳されます。渋川市は、「男女共同参画」や「女性の健康づくり」を推進するため、若年層のヘルスリテラシーを高めるためのチラシを作成し、本校の生徒が企画・作成に参加しています。詳しくは渋川市のホームページをご覧ください。
関連記事(渋川市のサイトに飛びます)
渋川市トップ > 暮らし・手続き > 男女共同参画 > 男女共同参画> 高校生や大学生と連携して啓発チラシ「ユース世代のためのリプロダクティブ・ヘルス/ライツ」を作成しました
2025.05.09 弓道部 高校総体報告 関東大会進出!
弓道部 高校総体 女子団体7位入賞、女子個人3位入賞
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5月9日ぐんま武道館弓道場で開催された高校総体弓道大会の女子団体戦で、7位に入賞しました。 |
ミュージックフェスティバル開催します
令和7年度渋川女子高等学校ミュージックフェステバル
2025年5月31日(土)第15回ギター・マンドリン部定期演奏会
2025年6月1日(日)第21回コーラス部的演奏会
是非来てください!
両日とも開場13:30 開演14:00
渋川市民会館大ホール 入場無料
2025.04.24 高校総体壮行会
高校総体参加の11部活動を全校で応援すべく、壮行会を行いました。ユニフォーム姿の選手たちは全校生徒の拍手で迎えられ、バトン部のアーチ、校長先生、教頭先生のハイタッチで入場しました。
校長先生と生徒会長の激励の言葉のあと、弓道・山岳・バレーボール・バスケットボール・空手道・卓球・バドミントン・ソフトテニス・陸上競技・サッカー・ダンスの11のクラブの部長キャプテンが、力強く決意表明をしました。
全チームを代表し、サッカー部の星野円香さん、陸上競技部の白倉愛梨さんが選手宣誓、全力でのプレーを誓いました。
バトン部・コーラス部のエールの後、全校生徒の校歌で勇気づけられた選手たちは、さっそうと体育館を後にしました。
2025.05.02 命の大切さを学ぶ教室
命の大切さを学ぶ教室
この度、「命の大切さを学ぶ教室」が行われました。
この取り組みは、警視庁が推進する「社会全体で被害者を支え、被害者も加害者も出さない街づくり」に向けた機運醸成の一環として、全国で展開されています。今回は、犯罪被害者ご遺族であり、ご自身の体験に基づき被害者支援の重要性を訴え、命の大切さについて講演活動を行われている青木ご夫妻をお招きし、ご講演いただきました。
講演後のグループワークでは、生徒一人ひとりが講演を聴いて感じたことや、これからの学校生活で大切にしたいこと、心がけたいことなどを話し合いました。
生徒代表による謝辞では、今日の講演を深く心に刻み、今後の行動にしっかりと繋げていきたいという力強い言葉が述べられました。
貴重なお話を聞かせてくださった青木ご夫妻に、改めて心より感謝申し上げます。
2025.04.25 榛名登山
渋女の長年続く伝統行事、榛名登山が行われました。
開校記念日の行事として行われているこの登山は、強靱な心身、社会生活に必要な秩序やマナー、相互扶助の精神を育成することを目標にしています。渋女全生徒による学校から榛名湖までの往復30kmを超える遙かなる遠足です。
初めて登山に参加する1年生のために、生徒玄関に先輩からのアドバイスを掲示したり、1年生のクラスに行って持ち物やペース配分についてレクチャーしたり、体育委員が昼休みの放送で盛り上げたりと事前準備が念入りに行われました。
当日は朝から霧が濃く視界の悪さが心配されましたが、霧雨も上がり、暑すぎず寒すぎずよかったです。開校記念式典後、学校を出発し、4つの関門を経て榛名湖まで往復してきました。関門では、PTAの皆さんの協力のもと、給水、氷の配布などが行われ、小休止をしました。行きは登りでヘトヘトに、帰りは下りで膝にクル行程でしたが、生徒たちは元気に完歩してきました。
朝はまだ肌寒い陽気です |
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2025.04.11 1年生「こころの教育事業」
ワクワクとドキドキでスタートした新1年生。新学期のストレスを吹き飛ばし、クラスの人間関係の構築を目的に、スクールカウンセラーの長谷川玲比奈先生に「ストレス解消法&構成的グループエンカウンター」を実施していただきました。
ストレス解消のための体をほぐす体操、クラスの親睦を高めるアクティビティーで大いに盛り上がりました。
2025.04.15 部活動体験期間と部集会
部活動紹介後は、各部の勧誘と体験が始まり、放課後はとても賑やかです。
どの部も多くの一年生が訪れていたようです。
15日には部集会があり、入部先も決まって放課後の喧噪も一段落。青春をかける部活が決まったようです。
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各部の勧誘ポスターがズラリ。 |
大日本茶会と湖秀流華道 外部講師の先生が 指導に来てくださいます。 |
2025.04.09 対面式・生徒会入会式・部活動紹介
対面式・生徒会入会式・部活動紹介を実施しました。
新入生を迎えて、全校生徒が体育館に一同に集まります。
対面式では、渋女の伝統である【みどリボン】の授与が行われます。2・3年生が新入生に直接、渋女生の証である【みどリボン】またはネクタイを付けました。入学式ではまださみしかった胸元がぱっと明るくなったようでした。
生徒会入会式・部活動紹介では、生徒会行事の紹介、清苑祭(文化祭)実行委員による紹介、各部の工夫を凝らした部活動紹介が行われました。生徒会主体で進行が行われ、キビキビと動く先輩たちの姿は、新入生に頼もしく写ったのではないでしょうか。